心霊戦隊ハラウンジャー


「……俺は厳しいぞ?」

「望むところだ」

権之助と迅は互いの顔を見て笑った。
そして、権之助が手を差し伸べると、迅はそれを掴み、立ち上がった。
二人の間に、固い絆が生まれた瞬間であった。

「良かったぁ……ベテランと新人が犬猿の仲だったら中間は辛いんだよなぁ」

「そうよぉ!もし長引くようだったら二人のケツの穴に撞木突っ込んででも仲直りさせてやろうと思ってたわぁ」

広姿の言葉に、思わずケツの穴が縮こまる迅。
やはり、この空気になれるには時間がかかりそうだ。

「さ、今日は解散にしましょ!お疲れぇ☆」

広姿の言葉に、皆手を振り、解散した。
まだまだ前途多難なハラウンジャー。
これから、どんな敵が、出来事が彼らを待ち受けるのか。





つづく