「だから、緋龍君のことが認められないんだと思う」
「除霊のプロでもない俺が、ハラウンジャーに選ばれたから?」
「うん……あ、でも、一番の理由は……」
「何?」
「何でもない」
「は?気になるじゃん」
そんなことを話していた時だった。
「きゃぁあああああ!」
公園から幼女と思われる甲高い悲鳴が聞こえた。
二人は一瞬、ロリコンでも出たかと思ったが、オハライチェンジャーがピロピロと鳴っているのを聞き、悪霊か悪魔であると確信した。
「どうした!?」
迅たちが駆け付けると、そこには幼女を抱えた影が揺らめいていた。
影は大きな蝙蝠のような羽根を広げ、今にも飛び立たんとしていた。
「不味い」
敏江は、よれよれのナップザックから素早く呪符を取り出し、投げた。
逃げられないよう、公園の周りに結界を張ったのである。
そして、それとほぼ同時に、黒い弾丸が影の羽根を撃ち、影はゆっくりと下へ降りた。
「田中さん!」
二人が弾丸が放たれた場所を見ると、既に変身済みの権之助たちの姿があった。
「早く変身しな!」
クリフォードの言葉に、二人は頷き、オハライチェンジャーを握った。
「オハライチェンジ!」
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