「お待たせ〜!!って、颯!?」


急いで着替えて、
部屋に戻ると颯は、

寝ていた…。


もうっ!!
あれほど言ったのに…。


はぁ…。


ため息をつきつつあたしは、
颯の顔を眺める。



「悔しいくらい顔整ってる…」


颯の顔は、
寝ていても美しかった。







あたしは、ずっと前から、
現在進行形で颯が好き。




なんで? って聞かれても、
答えられないけど…。



上手く言葉には出来ないけど。



どこが…とかじゃなくて。



颯だから、好きなんだ。


颯じゃなきゃ、ダメなの。