好きと言えなくて…。〜近くて遠い2人の距離〜



「もう質問はないようなので、引き継ぎを終わりますね」

「はい…」




こうしてあたしは、

疾風のマネージャーに
なった…ん……だけ…ど………。







「華那!! 俺の服どこ? 出せ」


「華那!! 腹減ったから何か作れ」


「寒い」




…………疾風改め、神田 颯は。




プライベートでは完全なる、


自己中で俺様な男だった…。


颯のマネージャーになって
3日目には、
ちょっとだけ抱いていた夢なんか
完全に、崩れ去落ちていた。




―こうしてあたしは、

現実はそう甘くないと、


思い知った―…。