次の日の朝、急遽、全校朝礼が行われた。


体育館に向かう私は、のんきだった。キョロキョロしながら大紀くん達を探してた。


ほんの10分後に校長が発する信じられない言葉に、耳を疑うと言うことを知らずに。


「えー。静かにしなさい。えー…昨晩、我々の仲間である…本校の生徒が…亡くなりました。」


空気が凍りついた。



校長が何をゆっているのか分からなかった。


ねえ、誰なの?ねえ。震えが止まらなかった。


校長の目には涙が多く蓄えられていて、せめてこぼれ落ちないように努力しているのが分かった。