「おはようございますー。」


「なんだお前。昼間からそんなテンション上がってて気色わりぃな。」


出勤して挨拶しただけなのに、店長に渋い顔された。


それでも今は気分がいいから、そんな店長なんてスルー出来る。


「人の幸せ妬まないでくださいよね。店長もずっと難しいこと考えてたら、眉間にシワ寄っちゃいますよー。」


大きな鈴の付いた倉庫の鍵を受け取って、倉庫で鼻歌まじりに着替える。


でもそんな幸せな生活は長く続かなかった。