ラブ&トラップ


みんなのいる部屋に戻ると、私がコンビニに行く前よりも盛り上がっていた。


元気だなぁ...。


みんな気持ちが若すぎるよ。


「俺のおごりだから好きなもん食っていいぞ。適当にいろんなの買ってきたから。」


コンビニの袋からみんながあれよこれよとパンやおにぎりを出していく。


バックを置いてケータイだけ持って部屋からそっと出ても、誰も気づくことはなかった。


部屋を出ても行く場所なんてなくて、とりあえずドアの横の壁に背中を預けて座り込んだ。


通路にはほとんど人はいない。


たまにどこかの部屋から歌声がうっすら聞こえるのと。あとは小さく流れたお店の音楽が聞こえるだけ。


部屋から出てくる人はドリンクバーに行くかトイレに行くくらいだろう。


ケータイの履歴からさっき電話したばかりの番号を見つめる。