「これくらい大丈夫ですから。」
店長はもうレジにかごを預けていて、店員がひとつずつバーコードを読み込んでる途中だった。
それをいいことに私はその隣のレジへガムを差し出す。
おつりをもらってテープを貼ってもらったガムを受け取ったときには、店長も大きな袋を持って私の隣にいた。
「彼氏と飯食いに行ったときもそんな態度なわけ?」
コンビニを出てカラオケまでのあっという間の道のりを店長と離れて歩く。
「そんなわけないじゃないですか。ただ特別な日でもないのに奢ってもらうのが嫌なだけです。」
誕生日とか相手が彼氏だったらわかるけどさ、だって店長じゃん。
「まぁ、所詮上下関係厳しくても学生基準のままってことだな。社会人になったらそんなの関係ねーよ。」
「これだからフリーターは」って聞こえた気がする。
はぁ。気分悪くなってきた。


