ラブ&トラップ

仕事を終えて家に帰ると玄関にかずくんの靴はあるし、リビングの灯りは付いてるし、思わず玄関で立ち尽くす。


ドアが閉まる音と、私が鍵をかける音を聞きつけてか、リビングからかずくんが出てきた。


「かずくん、お仕事は?」


「今日はもともと休みだったから。」


休み?


「そうだったんだ。」


今初めて知った。


「ちーな、ちょっと話しよう。」


「うん。」


誘われるがままリビングに入ると、かずくんがキッチンに行って紅茶を出してくれた。


「ありがとう。」


「いいえ。」