ラブ&トラップ

「ちーな、ちーなってば。風邪ひくから布団で寝なきゃ。」


「んー?....えっ!?かずくん?」


いつのまにか寝てたみたいで、かずくんの声に起こされる。


身体を起こすと、そこはリビングのカーペットの上で、確かに肌寒い。



「あ、おかえりなさい。」


「ただいま。疲れてるのに、無理して朝食の準備しなくていいんだからね。」


そういえば、朝食にって大根の煮物とお味噌汁作って、ミルクティー飲みながらかずくんと何話そうってボーッとしてたんだった。


「料理は無理して作ってるわけじゃないから大丈夫だよ。」


「ならいいけどね。俺シャワー入ってくるけど、ちーなはもうちょっと寝てな。ちゃんと布団でね。」


シャワーの音が聞こえてきて、私は布団じゃなくてキッチンに向かう。


今は6時。


早いときは4時半くらいに帰ってくるから、今日はかずくんちょっとだけ残業してきたんだ?


残業してから後輩を家まで送って直帰したからこの時間なのか、そうじゃないかは分かんないけどね。