ラブ&トラップ


「おい、鈴神。」


シャワーを終えて部屋着に着替えた店長がリビングに戻ってきた時には、ちいながソファーで寝りについてた。


「おまえは1日どんだけ寝てんだよ。」


頬を濡らしている1本の道筋は、まだ眠りについたばかりということを物語る。


頬をちょっとずつ伝う水滴を拭うと、リビングを出て違う部屋へ。


リビングに戻ってきたときには両手に荷物を抱えてる。


起こさないようにと、静かに毛布を掛け、テーブル上に小さな間接照明をつけ、紙にメモを残す。


「せっかくベッドで寝かせてやろうかと思ってたのに。明日身体痛いって嘆いてもしらねーからな。」


リビングの電気を消すと、間接照明の淡い光が部屋を薄暗く照らす。


「おやすみ。」