ラブ&トラップ

「あいつそのまま寝かしとくから。気にせず帰っていいぞ。」


お店に戻ると、さっきまでシンクの中にあった洗い物を瀬名が片づけているところだった。


「じゃぁお言葉に甘えて。起こさないように気をつけて着替えてきますね。お先に失礼します。」


お店に店長が一人になったのを見計らうように、5~6人の女子高生がスイキュットのレジに並ぶ。


営業スマイル…とは言い難いが、接客中は仕事ができるクールなイケメンに見える。


「今ですと商品お渡しまで5分少々かかりますが、宜しいでしょうか?」


「もうぜんっぜん大丈夫ですぅー」

「なに良い子ぶっちゃってんだしー」

「むしろ作ってるとこガン見してもいいですかぁー?」


勝手にきゃぁきゃぁ騒いでる女子高生にも嫌な顔見せずに接客する店長。


その女子高生たちを最後に今日の営業ラッシュは終わり、あとは部活帰りの学生や会社帰りの女性がポツリポツリと来店してくるだけで閉店時間をむかえた。