そして根元にはキャタツと枝鋏が落ちていた。 「しかしでっかいハサミだなー」 「恐らく伸びきった枝を切るのに使うんだろうな」 鋏に感動する羽兎。 当然事務所は借家なので庭も大木も鋏もない。 「キャタツもあるね!しかもかなり大きなタイプ」 「まあな。やっぱり木の整理をしてたんだな」 「3メートル位のキャタツ使うくらいならハシゴ使えばいいのに」 「キャタツの方が安定してるだろ」