「今回のお前の給料の三分の一と、チョコ500円分よこせよ」 「なっ……!そんなの依頼人に頼めばいいだろうが!!」 「言っておくが、殺人事件を依頼したのはお前ら警察だから。 オマケに俺の依頼人は逮捕された。その報酬も上乗せだ」 「ちょ……」 文句を言おうとした恵一の肩を優が叩いた。 「行きましょう、花形さん」 彼女に促され、恵一は渋々と歩き出した。