「俺達には見分けがつかなくても、姉妹である隼美ちゃんにはハッキリと分かったでしょう。 隼美ちゃんは、優さんを『お姉ちゃん』、早裕さんを『さーねー』と呼び分けます。 それが何よりの証拠ですよ。 あなたがあの場にいなかったという事が」 紘哉はポケットから三人の行動表を取り出した。 昨日羽兎からもらったモノ。 それには、赤いボールペンで色々と書き変えられていた。