「ざっくりなんだけどさ。大体こんな感じだったよね?」

「……間違いはないと思うが」

紘哉は自分達の行動表と見比べる。
特に怪しい点は見られなかった。

「この中で殺人事件が起きてるんだよね?この三人の内に犯人がいるなんて考えられないよ」

「まあな」

羽兎は腕を組ながら唸った。

「一番怪しいのは優さんなんだけど、本人否定してるし。
はーちゃんに殺害遂行能力があるとは考えづらい。
おまけに早裕さんはキッチリとアリバイがある」