「おぉ、生チョコだ!」 「食うなよ。睡眠薬入りだから」 紘哉の言葉を聞いた瞬間、羽兎は氷のように固まった。 恵一が不思議そうに腕を組む。 「でもさ、何でこれが今必要なわけ?」 「理由は簡単だ。 人って夢見心地になると夢か現か分からなくなるだろ?それを利用して、記憶を混乱させようってわけ」 「紘哉さん……」 羽兎は哀れむような目で紘哉を見た。