紘哉は呆れたようにため息をつくと、ポケットの中から《宝箱》を取り出した。 「――の様なチョコレートだ」 「……あ?」 恵一は手を耳から少しずらし、確認するように紘哉を見る。 「お前ら何変なこと考えてんだよ。変態か」 「う、うるせぇよ!第一、あんな空気出す方がいけねーだろうがあああっ!!」 紘哉は宝箱を羽兎の方へ投げる。 彼女はそれを受け取ると、箱のふたを開けた。