「ふーん……」 紘哉の説明を受け流しながら、恵一はボイスレコーダーのスイッチを入れ、耳に当てる。 羽兎も恵一の近くに行き、同じ様に耳を寄せた。 最初は普通に聞いていた二人だが、徐々に顔色が悪くなっていく。 「……お前さ、早裕さんに何したの?」 「何が?」 恵一がレコーダーを耳に当てながら、青い顔で聞いた。 しかし、肝心の本人は何のその。 そっけない返事をした。