「な、何?」 少し後退りするも、後ろは壁。 早裕は心臓が爆発してしまいそうになった。 紘哉は早裕の顎を人差し指でクイッと持ち上げる。 「もしかして、緊張してる?」 「う、うん……こういうの、初めて」 「そうか。なら丁度いい」 彼はフッと笑うと、早裕の唇に自分の唇を近づける。 早裕は緊張と何とも言えない感情で目を閉じた。 お互いの唇まで後、数ミリ――