再び戻って物置部屋。

二人は怪盗仮面(偽)を呼び出すためにこの部屋に来ていた。

怪盗仮面(偽)はいない。
そう分かっていても好奇心には勝てない。

羽兎も流れでなんとなくついてきてしまった。

「今から怪盗仮面(偽)をおびき寄せるための罠を仕掛ける」

紘哉は咳払いをし、話を続ける。

「これはお前の協力無しではできないことだ。しっかりと取り組むように」