「24ですけど……」 「本当ですか!?」 早裕は接客用テーブルに身を出して言った。 驚いた顔をして紘哉は仰け反る。 「私も同い年ですよ!」 「そ、そうですか……」 「仲良くしませんか?」 「え?」 思わず紘哉は聞き返す。 「依頼人の私が言うのもなんですが……堅苦しいのキライなんです」 「だから敬語ナシでいこうと?」 「そういうことです!」