早裕は満面の笑みで紘哉を見る。 彼は眉を寄せ、ふいっと視線を逸らした。 「あれ?もしかして紘哉さん、照れてる?」 すかさず羽兎が茶々を入れる。 「照れてない!」 紘哉は声を上げる。 そして、なるべく早裕の顔を見ないようにしてお茶を飲んだ。 「そういえば、紘哉さんっておいくつなんですか?」 「え?」 目線だけ早裕の方へ向ける。