「な、何が?」 「昨日事情聴取してたらぶっ倒れただろ?それ以来見てないからさ。 その……今も無理してるんじゃないかって思っただけだ」 「もしかして、心配してくれてるの?」 「いや、別にそういうつもりは…… ほら、また倒れたら周りに迷惑掛かるだろ?だから……」 紘哉はふいっと視線をそらす。 たちまち早裕は頬が高揚していくのを感じた。 近くで優がクスクスと笑っている。