それを聞いた早裕は目を丸くした。 「紘哉くん……料理できるの?」 「少しはな。一応一人暮らしだし」 「あらま」 すると優は紘哉に紺色の腰エプロンを渡してきた。 「じゃあ、お願いしますね」 二人とも可愛らしいエプロンをしている。 早裕がピンクで優が水色だ。 エプロンをしていなければ、どっちがどっちだか見分けがつかない。