こちらミクモ探偵事務所


その時、急に台所のドアがバタンと開いた。

二人は驚いて振り返る。

てっきり隼美だと思っていた二人は、そこに立っていた人物を見て、更に目を丸くした。

「紘哉くん……」

早裕が驚いたように呟く。
紘哉は少し困ったような表情をしながら二人に近付いてきた。

「あれ、もしかして邪魔だったか?」

「い、いやいや」