「でもさ、外部からの侵入ってのも考えられるでしょ?紘哉さんみたいに怪盗仮面知らない人もいるだろうし」 「それはないな」 紘哉はキッパリと断言する。 「あいにくこの家の周りには高い塀がそびえ立っている。 しかもご丁寧に有刺鉄線までついてるんだぞ」 「そりゃあそうだけどさ……」 「それに最強の証言者がいる」 「……誰?」 羽兎は半分めんどくさそうに聞いた。 お腹が空いて力がでない。