こちらミクモ探偵事務所


「見るわけねぇだろ」

「いや、紘哉さんなら絶対に見る!」

「俺は変態じゃねぇ!
……大体、お前のパンツ見て何の得があるって言うんだよ。
全くねぇだろうが!」

「うぅ……華の女子大生にそこまで言わなくても……」

「いいから早く見てこいよ!」

羽兎はしゅんとした様子で再びキャタツを登り始めた。

キャタツを押さえる係などと紘哉は言っていたが、実際は押さえる必要は無いようだ。

キャタツは恐ろしい程、安定していたのだから。