それを見た紘哉はフッと笑った。 「やっぱりバカと煙は高いところが好きなんだな」 「そんなこと言うんだったら自分で見てきてよね」 「……すまん」 羽兎はキャタツに足をかけて登り始める。 しかし、途中くるっと振り返って紘哉を見下ろした。 羽兎のキュロットスカートが動く度に揺れる。 「パンツ見ないでね!」 重要なことだと心構えしていた紘哉は拍子抜けしてしまった。