年上ヤクザに惚れられて。。。

「あ、あの・・・・」


「おい女。」


あたしがお礼を言おうとしたら、遮ってきた。


「は、はい!」


思いっきり噛んでしまった。


「こんな時間に制服でなにしてんだ?あんなとこにいたら絡まれるに決まってんだろ。」


はぁ!?


なんなの?この人。


ちょっといいやつかもって思ってたのに。


「今日は日直だったから遅くなったんです!」


とか言いながら、ちゃんと答えてるあたしが憎い。


「日直?あぁ、あれか。まぁ、今度からは気をつけろよ。」


そう言って頭を撫でてきた。


てか、あんまりよく見てなかったけど、今気づいたことがある。


この人、めちゃくちゃイケメンだ。


身長は180cmくらいで、綺麗にセットされた髪は茶髪に染めている。(地毛かもしれないけど。)


目は二重だけどきりっとしてるし、鼻筋も通ってる。


うん。これは文句のつけようのないイケメンだ。


「・・・・はい。ありがとうございました。」


あたしはさっき言えなかったお礼を言って、家に帰ろうとした。