年上ヤクザに惚れられて。。。

「はいはい。」


そう言ってケータイを取り出し、あたし達は赤外線でアドを交換した。


もう用ないし、さっさと帰ってお風呂入って寝よーっと。


「じゃ、ばいばい。」


「なに言ってんだよ。送るから、乗れよ。」


龍斗はいつのまにか車に乗り込んでいた。


「ぇ....でも、悪いよ。」


「俺が呼び止めたせいで遅くなっただろ?だから、いーんだよ。」


あ、そっか。


じゃぁ、送ってもらっちゃお。


「ぇと....お言葉に甘えて......」


あたしはなんにも考えず助席に座ろうとすると....


「あぁ、悪いんだけど、後ろに座って?彼女しか乗せないからさ。」