「お前は汚れたやつが好きなのかよ」

「そーいう訳じゃ無いけどさ、落としにくそうじゃん?」



はあ、小さくため息をついた
とんでもない馬鹿だこいつは


その後も「あの子可愛くね?」の嵐

「ねえ、メアド教えてよ」

馴れ馴れしそうに聞く男にそいつは困った顔をして笑っていた



「なに洸もあの子のこと狙ってんの?」


大輝がひょこっと顔を出す

「ばーか、俺はお前と違って女好きじゃねーんだよ」

「うわっ!ひどい言い方すんなよー」


と言って泣き真似をする大輝
正直言ってキモい


「本当のこと言っただけだろ?」



それでそいつの話はおわったけど、無意識に目で追ってしまう自分が居た