甘い旋律で狂わせて

「だけど立ってみたら、足がすくむ。震えるくらいに、恐怖を感じる。永都が生きていたときは、ただの反抗心だった。僕よりも光輝くアイツへの、嫉妬みたいなものだった。

だけど、アイツが死んでからは……それだけじゃなかった。あの光の先にいつもアイツがいて、じっと僕を睨んでいるような気がして……怖かったんだ」



ネオは目を閉じながら、自らを照らす光を感じていた。



「先生が、睨んでる……?」



「そうだよ。永都がじっとあの場所から、僕を睨んでいるような気がする。本当は、僕が死ぬはずだったんだから。

キミも、そうだろう?アイツが死ななければ、きっと違う人生を送っていたはずだ」


ネオの横顔が、少しだけ歪んだ。