甘い旋律で狂わせて


“いつも光のあたる場所でいつも幸せそうに笑ってる永都が、どうしようもなく憎かった”



――ネオ、あなたは



“僕が生きていてよかった?それとも……永都に生きていてほしかった?”




――永都先生が、本当に憎かったの?



“愛されていたのはいつもアイツだった!必要とされていたのはいつもアイツだった!”



――そうじゃ、ないんじゃないの?




“どうして僕が生まれた!?どうして僕が生き残った!?”




――本当は、憎んでいたんじゃないんでしょう?




“アイツが生きてくれていたら、こんなに苦しまずにすんだ。アイツじゃなく僕が死ねば、こんなに苦しまずにすんだ!母さんは壊れずにすんだ!”




――憎んでいるんじゃなくて



ただ、悲しかっただけだと


あたしにはそう、思えて仕方ない。