甘い旋律で狂わせて

あたしはそっとネオの頬に触れ、微笑んで見せた。



「あたしが憎いなら、いくらでも憎んでいいよ。それでもあたしは、ネオのことを愛してる。

だって、苦しいときにそばにいてくれて、心の傷を癒してくれたのは、ネオだから……」




あたしの言葉に、ネオは大きく目を見開いていた。


少しだけ、その瞳が哀しげに揺れた気がした。




だけど、すぐにネオは唇を固く結び

そして冷たい表情で、あたしの手を強く引いた。




「嘘つき」




一言、漏れたネオの言葉に


ドクンと心臓が高鳴った。