甘い旋律で狂わせて

「帰るよ。」


ネオは札束をカウンターに置き、あたしの手首を掴んだまま玲さんに視線を向けた。




これ以上、玲さんを巻き込まないほうがいい。


今のネオを止めることなんて、できない。



玲さんもあたしの思いをくみ取ったのか、それ以上ネオには何も言わなかった。




ネオとちゃんと話をしなければいけない。



すべてをネオの口から聞くべきだと、そう感じたから

あたしはネオに抵抗することなく手をひかれて、そのまま店を出た。