甘い旋律で狂わせて

「僕に疑いの目を向けられたくないなら、何も言うな。僕は、自分のモノに気安く触れられるのが嫌いなんだ」


予想もしなかったネオの言葉に、あたしは思わず眉をひそめた。



ネオが向ける、疑いの目……。


まさか、玲さんとあたしを疑っているとでも言うんだろうか。


その狂気的もとれる独占欲に、手に冷たい汗が滲んでいくのを感じた。



「ネ…ネオ、何言ってるの?あたしはただ……」


弁解しようと口を開くのに、ネオはものすごい勢いであたしの腕を掴んだ。



「おい、ネオ!」



玲さんもネオの異常な様子を察したのか、ネオの行動を止めようとする。


だけどあたしは、大丈夫というように首をわずかに横に振り、玲さんに視線を送った。