甘い旋律で狂わせて

「せっかくネオが休みなのに、一緒じゃないんだね」



ふいに投げかけられた質問に、思わず目を泳がせた。



「う、うん……。今日はね…」



必死に言葉を紡いだら、玲さんはグラスを拭きながらあたしに視線を向けた。




「なら、今日はあっちの仕事?」


「えっ?」


「ほら、プロデューサーの仕事。けっこう忙しいらしいじゃん?」



玲さんはそう言って、平然とグラスを拭き続けた。