甘い旋律で狂わせて

「それでも、構いません。全部聞かせてください」


「花音さん、本気で言ってるの?」



薫さんは驚いたように目を見開くけれど、あたしはすぐに深く頷いた。



「覚悟、できてます」


「あなたを苦しめるかもしれない」


「それでも、知りたいんです」


「ネオのあなたへの本当の想いを知ったら、あなたは傷つくかもしれないのよ?」



深く呼吸をして、あたしはまた頷いた。



「それでも、知らなければいけないんです」



知らなければ、前には進めないと思った。



あたしも


そして、ネオも……。