甘い旋律で狂わせて

「ネオが……もしかして、ネオが何かしたの!?」


「……えっ?」



急に声を荒げた薫さんに、思わず体がビクリと震えた。



「花音さん、ネオを知ってるの?」


問い詰めるような薫さんの鋭い視線に、鼓動が速くなっていく。




やっぱり、何かあるんだろうか


ネオに隠された、何かが……。



「は、はい。ネオさんとは少し前に知り合ったんですけど…。それが、何か?」


あたしのその言葉を聞くと

薫さんは何かを悟ったかのように、愕然と肩を落とした。




とても、悲しそうな

何かに怯えたような



そんな、曇った表情だった。