甘い旋律で狂わせて

それでもなんとか、絡みつくようなネオの腕から逃れ、床に散らばった服に手を伸ばした。


急いで服を着ながら、横目でネオを見る。




寝息をたてて、深い眠りについているネオは

本当に、穏やかな顔をしている。


昨夜のネオとはまるで違う表情だ。




――昨夜のネオのあの表情、すごく怖かった。


今でも脳裏にやきついていて

思い出すたびに鼓動が速くなってくる。


だけど、ネオはあたしを乱暴に奪いながらも

その行動とは反して、心はどこか悲しそうな気がした。


泣いているような、気がしたんだ……。