甘い旋律で狂わせて

鍵を受け取り、まだ日が昇りきらないうちにネオの部屋を出た。



そわそわと周りを気にしながら歩くのは、悠貴にまた知られたらどうしようという不安があったから。



あたしはおぼつかない足取りでようやく家に帰った。




「あら、朝帰りね」



お母さんは意地悪にほほ笑みながら言う。


あたしは少し苦笑いしながら部屋に行き、服を着替え、すぐに仕事に向かった。