甘い旋律で狂わせて

「もう、傷つけさせないから」



ネオのぬくもりを感じたら


あたしの傷痕も癒えていく気がした。




「朝までこうしていていい?」




ネオはそれ以上触れずに

ただ、あたしの体を抱き締めるだけだった。




ネオの胸の中にいると


とてもあたたかくて

安心できる




だから


その広い胸に顔をうずめて

あたしはずっと、優しく胸を打つその鼓動を聞いていた。






――そして


ふと顔を上げた、その時だった。