甘い旋律で狂わせて

それなのに……


忘れるどころか、よけいに苦しくなった。


心に開いた空洞は、日ごとに大きくなっている気がする。


忘れようとすればするほどに、先生の存在感が増す。




あたしは、気づいたんだ。


あの頃からずっと変わらず、あたしの心は先生で占められていた。


すべてが、永都先生だった。







もうこんな恋は


二度とできないと思った。