「クールって…あたし喋れるかな!?しかも3人は1回会ってるんやろ!?あたし…浮くやんっ!」



「大丈夫やろぉ!愛美も人見知り発揮しすぎて昨日全然喋れやんかったし一緒や!」








そうこう話しているうちに、愛美の携帯が鳴った。




どうやら…来ちゃったらしい!







2人でわたわたしながら、外へ出た。




♪ずんずんずん





「!!」








家の前に停まっていた1台の黒いスティングレイから、音楽のベース音が漏れている。




…どんだけ音でっかいん!?
ヤンキーちゃうん!?






まず私はびびった。
この車に乗るんか。
てゆーか同い年の車に乗るんか!






愛美と緊張の笑顔を交わしながら、私は運転席の後部座席側のドアに手をかけた。





ガチャッ







「おっ…お邪魔しまーす…」