どーしたん?と、私と愛美が駆け寄る。







「盛り塩(笑)」






と言って、こーたくんが悪戯く笑いながら、サイドミラーの上や車の上に塩を盛っている。




駿哉はそれを慌てて払い落としている。









「おまっ…これなあ!塩はこびりついて後でとんの大変やねんぞ!」




「えーやん、お清めやん(笑)」




「あほか!あーもー!帰りばーちゃん家寄って洗って帰らなおかんに殺されるわ…こーたお前も洗車手伝えよ」




「嫌やわめんどくさい。」


「はあー!?」







そんな2人のやりとりに、さっき怖かったことなんか忘れて、愛美と爆笑していた。




元気づけようとしてくれていたのか、あれがあの2人のいつものスタイルだったのかはわからないけど、この時笑えて、また明るい雰囲気に戻れた(^-^)