その目、その声。




「それは有り得ない。」

「…それ、真子に言われたくないよ不細工。」

「……最後関係ないよね二重人格。」

「ウルサイ不細工。」


――――私、これでも女子高生だからね。キャピキャピした女子高生じゃないけど、ちゃんと女子高生だからね?

不細工って(しかも二回も)言われたら、普通に傷つくからね。



「…抹殺されろ。」

「道連れ。」


ふんっと鼻で笑う千駿は勝ち誇った笑みを口元に浮かべている。

あー…。うっざい。


もういいや怠いよこいつ。視線を千駿から前へと戻した私は、止まってしまっていた足を再び前へと踏み出す。



勿論、隣に並んでくる千駿。


「明日、放課後に駅前の噴水ね。」

「……は?」


不覚にも、千駿へと戻してしまった視線が捉えたのは端正な顔に浮かぶ胡散臭い笑顔。