先に女子の方が自己紹介をして、次に千駿が口を開く。
「澄江千駿です。…っと、実行委員の男の皆サン。」
千駿は、それはそれは楽しそうに口元に弧を描き。最高に(胡散臭い程)輝いた笑顔を浮かべた。
「真子のこと、ジロジロ見るの禁止ですよー。」
一瞬、この男が何を言いたいのか分からずに固まってしまう。
が。
直ぐに頭は意味を突き止めた。そして、私は叫び声にも近い声を上げる。
「………ち、千駿ああああああああああ!!!」
「ウルサイ真子。」
「ふざけるなッ!変なことばっかり言ってんじゃないわよ!!」
思わず席を立ち、千駿を怒鳴りつけ睨み付ける私に部屋中の視線は集中する。千駿はケラケラと笑うだけで、反省の色は全く見えない。


