その目、その声。




「梅澤真子です。宜しくお願いします。」

「武居敦士です。宜しくお願いします。」


小さくお辞儀をした私と武居くんが顔を上げ。もう一度それとなく視線を山瀬先輩へと向けてみて……驚いた。



山瀬先輩は、相変わらず気怠げな雰囲気を纏ったままだが。頬杖をつきながらぶれることない瞳に私を映していたのだ。


え?なんて言うより早く。山瀬先輩は、すっと視線を逸らす。



「はい、2-Eー。」

そう、言った山瀬先輩。…きっとあの視線には何の意味もないだろう。



―――――――――…
―――――――…



会議は終わり。会議室を出て行く人達を尻目に私は一人、机にうなだれていた。

……最悪、だ。


――――理由は、再び自己紹介までまた遡り。2-F、千駿の自己紹介の番が回ってきた時。