その目、その声。




――――実行委員長を名乗った山瀬という人のネクタイは青色だから、三年生。

語尾をのばす姿は本当に怠そうだと思った。




そんな山瀬先輩に比べて。副実行委員長を名乗った葛原という人は、肩辺りまでのショートの黒髪がよく似合う凛々しい綺麗な女の先輩。


この先輩は、知っている。だって、この学校の生徒会長だから。





隣に腰掛ける青年へ視線を向けると、その口角は少しだけ上がっていて。肩もちょっと上下に揺れていた。



「(笑ってる…。)」


それが何だか面白くて、私も小さく吹き出してしまった。




「2-Dの人ー。」


山瀬先輩の気怠げたっぷりな声が、私のクラスを呼ぶ。そこで初めて山瀬先輩と目が合い、私はゆっくり口を開く。